下顎前突・反対咬合・受け口の治療

小臼歯の抜歯や手術をしないで受け口の治療がしたい

下顎前突は、反対咬合や受け口と呼ばれ、よく「4番目の歯を4本抜かないと矯正できません」と言われてしまう事が多い歯並びです。反対咬合の成り立ちは、奥歯から前へ押し出してくる現象からです。歯がガタガタになるのと同じで、親知らずが歯を押している事が原因であることも少なくないです。


前歯にしわ寄せが来て前歯が重なってしまう「乱杭歯・叢生」と比べ、反対咬合の場合は重ならずに歯が前へ前へ行こうとしていると考えるとわかりやすいですね。

 

4番目の歯である小臼歯を抜いて矯正治療を行う場合、前歯のみ治すようになります。そのため、奥歯の倒れ込みを治すことはできません。奥歯に原因がある場合は、小臼歯を抜いても将来また反対咬合になることがあるのです。奥歯が倒れたままでいると、毎日物を噛んでいるうちに前へ折れてくるためです。

 

反対咬合の場合、手術をおすすめされることも少なくありません。しかし、咬み合わせに原因がある場合は、手術することなく当院で矯正治療をすることができます。

下顎前突、受け口、反対咬合、しゃくれ

下顎前突の場合、しゃくれと言うのか、受け口というものなのか自分ではなかなか分かりにくいところがあるかと思います。お顔の形は個性ではありますが、人から言われて傷ついたという方も多くいらっしゃいます。そのため、あまり「しゃくれ」という言葉は使いたくありませんが、顎の形態を治す方法と歯並びを治す方法は違うものになりますので、分かりやすい言葉として使用させていただきます。

 

厳密には、「しゃくれ」は骨格や筋肉が原因となり、顎の形態により長く見えたり、下顎が前に出て見えたりする状態の事をいいます。下顎前突・反対咬合・受け口は、歯並びが原因となり、下の歯が上の歯よりも前に出ている不正咬合のことをいいます。2つの原因が重なっているケースもあります。

まずは、自分の歯や顎、筋肉の状態がどのようになっているかを知ることが第一歩となります。

 

人から言われた事で悩むようになったという「見た目」が気になって矯正を始めた方もいらっしゃいますが、下の歯の列が上の歯の列より前に出ている事で、食事の時に前歯のみで噛んでしまったりという咬み合わせの悪さ、「サ」行や「タ」行が言いにくい滑舌の悪さから、歯列矯正を始める方も少なくありません。

 

矯正治療では歯並びのみを変える治療となりますが、小さい頃に矯正治療をしなかったからといって、高校生や大人になってからでも「遅いから治療できない」ことはありません。精密検査、診断を行い計画をしっかりと立てることで、お一人お一人にあったオーダーメイドの治療を行うことができますので、永久歯に生え変わった後も健康な歯を抜かずに治療を行う事が可能です。

顎の骨格や筋肉に問題がある場合

原因:頬杖・うつぶせ寝・偏った噛みグセ・食いしばり・下顎を前に出すなどの悪癖、筋肉の使い方・ゆがみ、遺伝的要因など

 

顎の長さを短くしたい場合は、骨や筋肉によって長くなっている為に、外科手術で短くします。

 

顎の長さは、歯列矯正のみでは治りません。顎が骨格などにより前に出ているように見えている状態で、かつ歯並びも上の歯が下のはよりも前に出ているという場合は、受け口を治すことで、見え方が変わる可能性はあります。そのため、「歯並びを直すとしゃくれた顔が治るのでは」と考えられている方も多くいらっしゃいます。

しかし、歯列矯正は歯並びや咬み合わせを治す治療であり手術ではないため、歯列矯正だけでは顎の長さそのものを変える事はできません。骨格・筋肉に問題がある場合/骨格・筋肉・歯並びに問題がある場合、など人それぞれです。歯並びの治療で劇的に顎を短くできるという事はないという事を理解した上で、どのような治療をするか選択します。

歯並びに問題がある場合

原因:指しゃぶり・歯で下の歯を押すなどの悪癖、上顎の発育不全、親知らず、遺伝的要因など

 

上顎が下顎に対して小さい事で、下顎が前に出ているように見える事があります。矯正治療により、上の歯列のアーチを拡げて咬み合わせを治す事で、受け口が改善されます。

 

見た目だけでなはく、発音や食べ物の噛みにくさ、歯磨きのしにくさなどへの影響があります。

 

また、下の歯が完全に上の歯より出ているわけではない場合も、前歯のみで噛んでしまったりする事で、前歯だけがすり減ったりと歯への負担が大きくなっている可能性があります。

舌の位置を改善するトレーニング

トレーニングを継続し、舌を正しい位置に置けるようになることで、舌で下の歯を押す癖を防ぎます。

 

●舌を上顎の裏にぴったりとくっつけて、歯が見えるように口を大きく開ける→噛む。

●舌を上顎の裏にぴったりとくっつけて、丸めないように舌をゆっくりと後方に動かす。

抜かない矯正治療で受け口を治した患者様のケース

20代 女性

30代 男性

20代 男性

30代 男性

20代 女性

20代 女性

20代 女性

20代 男性

30代 男性

20代 男性

10代 女性

20代 男性

受け口の患者様の初診相談例

初診相談時のお話を一部ご紹介いたします。

10代 女性 高校生

Hさんのお母様:幼稚園の年長の時にかかりつけの一般歯科で診てもらった事はありますが、受け口じゃなくなるので大丈夫と言われていました。一応、その先生が今までやってきた方法で、簡単な装置を作ってもらって寝ている間に使いましょうということになりました。でも、本人が痛いと嫌がったので、やめてしまったんです。


その後は、中学校に入る前くらいに矯正歯科へ行きました。今なら何とかできると言われましたが、成長期だからまた元に戻る可能性があるので、成長が止まるまでやめた方がいいって書いてあるのを見たこともあったし、何となく気が乗らなくて矯正はしませんでした。


今高校生になって本人の意思で治したいという話になりました。家族が通っている矯正歯科に連れて行ってみると手術しないと無理だと言われました。親戚が受け口で矯正したのですが、手術で関節を削ってボルトを入れたようです。その痛みがひどくて、男の子なんですが泣いてしまったと聞いたことがあります。
抜かない矯正も良い事と悪い事があると矯正歯科の先生に言われて結局歯を抜くようになると言われました。

 


今の年齢からの治療で問題ありません。まだ骨もやわらかく、これから固くなるので動きはすごく良いかと思われます。
手術することは、骨の形を変える事になります。ベースの部分を変える事で歯並びを変える事になります。こういった方法はアメリカから入ってきた矯正です。
基本的に、アメリカの考えでは矯正で歯を抜くことがあります。ですが、やはりアメリカ人とは顔の骨格が違います。アメリカ人はがっしりしていますが、日本人とは違うので抜いてしまうとペシャンコな印象になってしまうことがあります。
私たちはオーストラリアやドイツ等の学問を取り入れているので、抜いたり削ったりする必要はありません。機能的に考えると全ての歯が必要なのです。歯並びも多少遺伝することがありますが、環境や歯の生えてくる方向、成長バランスによって変わります。

20代 女性

Mさん:子どもの頃に親から矯正をするよう勧められたのですが、お金もかかるし顎の骨を切ると言われたので嫌でやりませんでした。親もそれには賛成しなかったので結局そのままになりました。


大人になってからも相談に行ったことはありますが、歯科医院に行って悪い事しか言われたことがありません。すごい言われ方をするので、歯科医院がすごく嫌いになってしまいました。6本くらい抜かないと無理とか、顎の骨を切るとか、1ヶ月入院が必要と言われたこともあります。歯並びが悪く確かに咬み合っていません。左右とも奥の歯が1点ずつしか当たってないように思います。


私の中では、歯を抜かない選択肢があるなんて知りませんでした。たまたま抜かない矯正の本を見つけて、抜かない治療を知りました。今より少しだけでもいいから咬めるようになりますか?
歯を抜くなら、やりたくないと思っています。親知らずは抜いても大丈夫です。完璧に治らなくていいので、今より少しだけ綺麗になるだけでも良いので、抜かずに、手術もせずに変える事はできますか?

 

 

X線写真で確認させて頂きましたが、親知らず以外は抜かなくても大丈夫です。アメリカの考えは審美重視で、ヨーロッパは機能美重視で考え方が違います。
歯が倒れているので全体的に起こす必要があります。検査をしてからシミュレーション模型を作るので、予測して計画してから治療に入ります。

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